HOW TO DECORATE 1
インテリアに合わせて、アートを素敵に飾る方法
Living
リビングに飾る
アートでお客様をもてなす、パブリックスペース。
マンションのリビングルームは、お客様をもてなす客間としての機能も持っています。来客が多い家のリビングには、男性的な印象のあるアートを飾ると格が生まれ、よりパブリックスペースとしてふさわしくなります。同系色でまとめられ上質な素材が使われた、シンプルでハイクラスなインテリアですが、グレーはぼやけた印象にもなりがちです。そこで、都会的で落ち着いた空間に合わせ、太い黒フレームの写真を3点並べて、全体を引き締まった雰囲気にしてみました。同じフレームをそろえて並べると、端正な印象になります。壁面に飾ってあるアートは、星の軌跡を描いたドローイングのようなアートフォトです。星空の写真をリビングに飾ることで、都会であまり星を眺めることがない生活でも、自分が美しい宇宙の中に生きている事を思い出させてくれます。毎夜ソファにくつろぎながら大宇宙に思いを馳せると、心を落ち着けることができるでしょう。ブルー系の色は、神経を酷使する職業の人には、心を鎮静化する効果があります。
◉インテリアカラーパレット
優しい空間に合う、エレガントなアート。
アイボリー系のクリーンで優しい印象のインテリアに、発色の美しいアクリル画を合わせました。シンプルでナチュラルなインテリアは、ともすると少しさみしく単調になってしまいます。光を感じる透明感のある絵画によって、空間がいっそう生き生きと輝きだしました。Rikke DarlingのNorthern Lightsシリーズは、混ざり合う透明な色と有機的なラインが特徴で、宇宙や生命の起源のようなエネルギーと神秘性を感じます。額縁に入っていない白い背景の絵画から、流れる線が壁にそのまま伸びていきそうで、軽やかでエレガントでありながらもダイナミックな動きをイメージさせます。二面の壁に飾られた作品同士が呼応し合い、部屋の中を明るい光で満たしているようです。北国の冬や梅雨など天候が悪い時でも、住む人を明るくあたたかく照らしてくれることでしょう。この2点の作品は、Rikke Darlingが日本来日を楽しみにデンマークから異国へ思いを馳せて描かれたものです。