小野 強志

GAIA

雄大な自然の生命力が僕の目を惹き付けて離さない。それは僕の中に、自然に対する畏れと憧れがあるからだ。自然はいつも人間的なものをあらゆる意味で超えた、目に見えない力を感じさせる。だからこそ、敬われ、そして愛されるものとなる。そんな見知ったはずの自然が、不意打ちのようにして別の表情を見せる事がある。僕がイメージしていたものではなくなり、新たな色合いと計り知れない深みを持った自然が立ち現れる。それが強烈なインスピレーションとなり、僕の一枚になる。小野強志

私たちを見守る、女神の風景。

私たち日本人は、古来から自然を神と崇めてきました。人々は、狭い国土と少ない資源を分かち合い、限られた資源を大切に助け合ってきたのです。自然の恵みに心から感謝し、万物を八百万の神と呼び自然を崇拝してきました。神道は、世界の神も仏も受け入れ共存してきました。現代の日本は、世界の文明を取り入れ急速に発展してきましたが、それは様々な弊害をもたらしています。狭い国土では、大陸のように早く遠くへ行く必要もなく、目の前にある資源を大切にしてさえいれば生きていけたのです。それが、グローバル化の中では通用しないのは承知の上ですが、日本の伝統的な精神性は大切にしたいものです。タイトルをあえてGAIAとしたのは、西洋も東洋も受け入れる八百万の神の精神からです。今回の作品から、そんなことを感じ取っていただければ幸いです。

EXHIBITION

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